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執筆者の写真dandoamago

2022年度納会

今年も段戸川倶楽部納会を執り行いました。

朝から発眼卵放流⇒11月放流場所のチェック⇒総会⇒納会と盛りだくさんの1日でした。

かいつまんで写真でご紹介し、最後に総会での面白ネタを紹介させて頂きます。


まず発眼卵について、前日にプロフライフィッシャーでもある杉坂さんの養魚場にとりにいきました。

今回の卵は遊漁券販売サービス"つりチケ"から2万粒を寄付して頂き、杉坂さんから2万5千粒を寄付して頂き、合計4万5千粒を寄付して頂きました。


段戸川倶楽部のコンセプトに共感して頂き、感謝しかありません!


その発眼卵をもって、翌日は倶楽部メンバーで放流へ。

ついに出来上がったI地点からK地点までの林道を7人の侍風に歩いてみます。


現場では今回は直播。テンカラ大王 石垣先生もエイコラ ジョレンをふるいます。


掘った穴に卵を塩ビ管から流し込む。


その後、来年からの新ネタ「3月解禁前放流アマゴの動きをPIT(電子)タグで調査する」という面白企画の受信機側の設置テスト。おおむねここに設置すれば、アマゴの動きを確認出来そうだという感触を得ました。


すぐさま、11月発眼卵放流個所2場所のチェック。

悲しい結果もありますが、反省して次回に活かします。



その後、お昼を食べて納会へ。


来年実施する「3月解禁前放流アマゴの動きをPIT(電子)タグで調査する」の説明があったり、段戸川C&R区間の放流方針を決めたり、今年実施した釣獲調査の報告があったりと盛沢山。


最後に来年も倶楽部に参加するかを確認したところ、皆さん笑顔で「ハイ!」ということで出席者は全員参加確定しました。一般参加受付も1月には開始しますので、少々お待ちください。


そのまま渓流荘さんへ流れて、キャンプ宴会へと突入です。


キャンプ宴会では、自家製ローストビーフ、長野名物にら饅頭、自家製スペアリブ煮込み、手作りパン等々、毎度の美味いもの祭りだったのですが、毎回この食事ネタばかりになるので控えておきます(^^;


最後に、ようやく納会でのメインネタの紹介です。

2021年、2022年と段戸川倶楽部では、TSURIVというアプリとgoogleフォームを使って釣獲調査を実施してきました。


ご存じのように段戸川にはブラウントラウトがいます。

ブラウンはイワナとは共存できず、各地でイワナが駆逐された例が報告されていますが、アマゴならばどうか?という調査報告はありません。

段戸川を見る限りは、共存しているように感じますが、実際にそれをデータとして把握しようという取り組みです。


方法としては、倶楽部メンバーが釣りをし、その結果をアプリやgoogleフォームから入力していき、それをまとめていきます。


かいつまんでスライドを紹介。

まず一番重要なアマゴとブラウンの棲息比率です。

この比率について、ブラウンの割合が増えるような状況であれば、「ブラウンがアマゴを駆逐している」という可能性を否定出来なくなります。


上記を見ればわかるように、ここ2年の結果を見る限りは、アマゴの割合が増えているので、駆逐されているという状況ではなさそうです。


次に分布を見ます。まずはアマゴ。


2021年と2022年を比較すると、10匹以上釣れるポイントも増えており、特定のポイントでブラウンが猛威をふるっているということもなさそうです。


ちなみに、上記分布はそれぞれ9月のものですが、総会中は3月からの推移を確認し、3月は放流ポイントだけで釣れ、4月に入ると全域で天然魚が釣れだしている様子がわかったりと面白かったえす。


最後に、アマゴとブラウンの分布を重ねたもの。


こちらは説明がないとみにくいですが、改めてブラウンだけが棲息しているようなポイントがないかの確認です。


ここで紹介した以外にも、ブラウンがいつから動き出すか?が見れたりと興味深いです。


課題としては、「15cm以下の報告が少ない」です。

15cm以下の報告こそ、自然繁殖や発眼卵の効果を確認するために重要なのですが、いかんせん釣果としてはつけにくいという釣り人心理から、データがほぼ存在しなかったです。


引き続き来年も実施するため、15cm以下の報告が増えてくれば、段戸川C&R区間の向かっている方向がわかってくるはずです。


また、これらのデータを倶楽部メンバーだけでなく、一般の釣り人の皆さんにも月次で共有したり、このデータ作り(調査)に参加してもらったりという話も議論されており、楽しみな部分です。


以上、長くなりましたが、2022年度の納会の様子でした。


来年も段戸川C&R区間をよろしくお願い致します!







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