今年も発眼卵放流の時期になりました。
今年はクラウドファンディングでの皆様からの支援、パートナー企業様からの支援で8万粒もの発眼卵放流を実施することができました。
放流当日はあいにくの天気でしたが、多くの方に集まっていただきました。
寒狭川中部漁協や新城市役所からも見学に来ていただき、賑やかな開始となりました。
まずは安藤組合長のシーズン振り返り挨拶で開始。名倉川漁協の経営も順調とのことで、より前向きな気持ちで放流に望めます。
そして発眼卵放流の簡単な説明。今年は昨年よりも発眼卵の数が多いため、昨年との違いも含めての説明です。
昨年との違いは大きく2つ。
一つ目は放流場所です。ありがたいことに放流できる発眼卵が8万粒もありますので、放流場所を数か所に分けました。
二つ目は、発眼卵の放流方法です。昨年は目の細かいBOXに発眼卵を入れ、BOXの中で稚魚まで育てた後に放流しましたが・・・
今年は、去年より目の大きなBOXに発眼卵を入れました。スリット幅は4ミリ。
このスリット幅が重要で、孵化後、さいのう(稚魚の腹についた栄養の袋)が小さくなったら自ら川に出て行ってくれるシステムです。
孵化直後はこのように、大きなさいのうがくっついています。
今年は発眼卵数が多いこともあり、1か所を除きこの方法をとりました。(1か所は昨年と同様、細かい目のBOXで放流)
放流場所ごとにチームに分かれて作業開始。
こんな感じで、BOXが流されないように石でとめていきます。
ちなみに放流時に何と、アマゴのペアリングの様子を確認することができました!!!
今シーズン段戸川で釣行された方からは、成魚放流の個体よりも発眼卵から成長した個体の方が多く川に残っているのではという報告を多々いただいています。
特に今年は夏場の増水が多かったので、遊泳力の弱い成魚放流の個体は流され、川に残っている多くは発眼卵から成長した個体のように感じました。
このペアリングも、昨年・一昨年の発眼卵から成長した個体かもしれません。より一層、発眼卵放流に期待がかかります。
こちら、放流後のお楽しみです^^
段戸川倶楽部の懇親会はいつも屋外なのでコロナ対策の換気は抜群です。
放流から4日目の様子。10粒以内の死卵率で好調です。
ちなみに発眼卵を数個持ち帰り、自宅ガレージにて育てています。
水温が少し違うものの、これらが孵化する頃、段戸川の発眼卵も孵化していると思います。
細かい目のBOXに入れた発眼卵は、1月頃に再放流の予定です。今年も成長が楽しみです。
最後に、本放流を強力に支援してくださったパートナー企業をご紹介させて頂きます。 まずはプラチナパートナーのパームス様です。
今年6月に開かれた飯田様によるルアースクール参加売上、段戸川オリジナルルアー売上をアマゴ発眼卵放流費用に全額拠出して下さっています。
ルアースクールを開催してもらうだけでも有難いのですが、めちゃくちゃ感謝しております!
続いて、シルバーパートナーの山豊テグス様。
6月の毎週末講習会、ボランティアガイドの参加者にレンタルしたテンカラタックルの全てのライン/ハリスを提供して頂いています。
ヤマトヨラインは石垣先生を始めとした段戸川倶楽部のベテランテンカラ師に非常に信頼されており、「レベルラインならまずはこれを使って!」という製品です。
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